マンモグラフィ検診

当院は流山市個別子宮がん検診・個別乳がん検診実施指定医療機関です

マンモグラフィ検診(乳がん検診)

マンモグラフィマンモグラフィとは、乳房専用のX線撮影装置、つまりレントゲン検査を行う装置です。乳がんの初期症状である微細な石灰化や、セルフチェックではわかりにくい小さなしこりなどを検出することができます。
乳房を圧迫板とフィルムの入った板ではさみ、薄く延ばして撮影します。撮影は、左右それぞれ、上下と斜め方向から、計4回行われます (検診では斜め方向のみの場合があります)。

乳がん検診で最も精度の高い検査方法とされているのは、マンモグラフィです。日本医学放射線学会やマンモグラフィ検診精度管理中央委員会などにより装置の合格基準が設定され、画像読影の判定基準も設けられています。また、検査技師のトレーニングや医師の読影講習会も全国規模で実施されるなど、精度管理のシステムが整っています。

マンモグラフィは、乳がんの初期症状である微細な石灰化などを検出できるため、早期発見に有効です。また、乳がんの検診では最も信頼性の高い検査方法だと言われています。

石灰化

石灰化とはカルシウムやマグネシウムなどの成分が結晶化したもので、腎臓や肺、肩など体のあちらこちらで起こります。そのうち乳房で発見される石灰化はカルシウムが結晶化して沈着した状態のことを言います。

石灰化そのものは悪くないのですが、石灰化をつくる様々な病気の種類が問題となります。心配がいらいない病気で出来た良性の石灰化と一目で分かる場合もあれば、良性と悪性の判断の難しい石灰化もあります。

乳がんは、「乳管=ミルクが通る管」の細胞が、がん化することが始まりです。
        ↓
「乳管にできたがん細胞」が増殖。
        ↓
乳管の中でぎっしり詰まったがん細胞の中で細胞壊死を生じる。
        ↓
細胞壊死にカルシウムが沈着する。 ⇒ 石灰化の出現。
        ↓
乳管の中でがん細胞が増殖して範囲が広がると、至る所で石灰化が増加する。

マンモグラフィは石灰化の描出にすぐれており、しこりを作らないおとなしい早期の乳がんの発見に有用です。

対策型(自治体)のがん検診の対象とならない30代の方も一度受診されることをおすすめいたします。

マンモグラフィ検査(乳がん検診)について

乳房を圧迫するときに多少の痛みを伴う場合もあります(個人差があります)。
マンモグラフィ検査中はずっと圧迫しているわけではなく、数秒から10秒くらいです。
月経前は乳房が張って若干痛みを感じやすい方もいるので受診の際気になる方は医師までご相談ください。

マンモグラフィによる乳がん検診でわかる病気

乳房をはさみながら圧迫して、上下・左右方向から撮影します。
触っても判らないような早期の小さな乳がんを白い影や非常に細かい石灰化として見つけることができます。
また良性腫瘍も見つけることができます。

マンモグラフィ検診に当たっての注意事項

以下の項目に当てはまる方は事前にお申し出ください。

  • しこりを感じたり、違和感のある場所がある
  • 妊娠中、授乳中の方
  • ペースメーカーなどを利用している方
  • 豊胸手術をしている方
マンモグラフィ検診
  • 1お電話、または受付で直接ご予約下さい。
    (お電話でのご予約は診療時間内であればいつでも可能です)
  • 2カルテ作成やお着替えのため、ご予約時間の約10~15分前にはご来院下さい。
  • 3検査着にお着替え頂きます。
  • 4マンモグラフィによる撮影を行います。
    (撮影のお時間は10~15分程度です)
  • 5検査結果は検査終了後、診察室でご説明致します。
    異常がなければ再来院していただく必要はありません。
  • 6乳房超音波検査や子宮がん検診も同時にご希望の場合は続けて検査を行います。
  • 7お会計となります。
マンモグラフィ検査費用

自費の場合:8,000円(診察料込)

マンモグラフィ検診日と予約について

◆検査時間について

【午前】
毎週 火曜日、木曜日、第2・第4土曜日:10時~13時
※最終予約枠は12時45分
※他の時間帯をご希望の方はご相談ください。

※但し、祝日にあたる場合は他の日に振替となりますので、ご注意ください。
マンモグラフィ検診は完全予約制となっておりますので、下記予約ページよりお申込みいただくか、予めお電話にてご予約願います。
マンモグラフィの予約はこちらから>>

マンモグラフィのよくある質問
  • マンモグラフィの検査結果はどのくらいで判明しますか?
  • 検査後、診察室で検査結果をお伝えします。ただし、短時間での判定となるため、必ずあとで見直しをします。
    所見によっては放射線科医にも確認を依頼します(放射線科医は画像診断の専門家です)。
    精密検査、経過観察が必要とあとで判断した場合、検査日より1週間以内にご連絡致します。
  • 触診や超音波検査だけでも大丈夫ですか?
  • 視触診でわかる乳がんは、すでに進行がんということが多くあります。早期がん発見が検診の目的ですから、視触診のみでは不十分であり、マンモグラフィ・超音波の併用をお勧めしております(マンモグラフィを併用することによって、概ね2~3倍の確率で乳がんの発見が可能となるデータもございます)。
    マンモグラフィは石灰化の描出にすぐれておりますが、20~30代のいわゆる高濃度乳腺の人では、正常の乳腺組織のなかにある乳がんを区別してみつけるのがむずかしいことがあります。いっぽう超音波では、乳腺は白く、しこりは黒く描出され、高濃度乳腺の方の乳がんの診断に優れます。マンモグラフィと超音波、どちらかいっぽうのみでも受け付けておりますが、併用することによりそれぞれの欠点を補い合い、より高い診断精度を得られますので、できれば両者の併用をお勧めします。
  • 乳がんになる方は多いのでしょうか?
  • 日本人女性の12人に1人が罹患すると言われており、女性のがん死亡原因の上位になっています。
  • 乳がんは早期発見すれば治りますか?
  • 他の多くのがんと同じく早期発見・治療すれば、乳がんも治るがんといえます。
  • マンモグラフィ検診は定期的に必要ですか?
  • 上述のように乳がんの早期発見のために、年に1度はマンモグラフィ検診を受けるようにしましょう。
  • マンモグラフィ検診は何歳から受けた方がいいでしょうか?
  • 主に30代からマンモグラフィ検診を受けた方がよいと思います。
    30代以降になると18人に1人の女性が罹患するという統計もありますので、30代以上の女性に特にマンモグラフィも併用した乳がん検診を受けていただくのが望ましいと考えております。
    特に35歳~40歳の方で、乳がん検診を受けたことが無い方は、是非一度は早期にマンモグラフィ検診を受診してください。
    10代、20代の方は乳腺が発達しているのでマンモグラフィで撮影しても、真っ白に映ってしまい、がんを発見できない場合もありますので超音波での乳がん検診をお勧めします。

医院概要

医院名
古屋産婦人科クリニック
院長
古屋 潮
・日本産婦人科学会専門医
・母体保護法指定医
所在地
千葉県流山市おおたかの森南1-4-11 ウェルスおおたかの森 3F
最寄駅
つくばエクスプレス・東武アーバンパークライン 「流山おおたかの森駅」より徒歩2分
流山おおたかの森駅改札を出て、流山おおたかの森S・C側へ続く階段・エスカレーターを下り、そのまま広場をまっすぐ進むと、右手に流山おおたかの森駅前交番があります。
交番道路向かいにある「ウェルスおおたかの森」というビルの3階が当院です。
(看板が出ておりますので、すぐに見つけていただけると思います。)
当院には専用駐車場がございませんが、当院裏コインパーキング(ナビパーク流山おおたかの森第8駐車場)をご利用の方には 同パーキングで利用できる駐車コインをお配りしておりますので、会計時にお申し出ください。
診療科目等
産婦人科・マンモグラフィ検診(乳がん検診)
電話番号
04-7156-5123
診療時間(予約制)
9:15 - 12:30
15:00 - 18:00

休診日:日曜・祝日・▲ 第三土曜日(※)

ご予約は再診の方のみとなります。
初診受付は8:45~12:00、14:30~17:30

第三土曜日は休診となります。その他の土曜日は午前9時15分~12時半までの診療となります。