子宮がん検診

当院は、同日に「子宮がん検診・乳がん検診」のご受診ができます!

近年、子宮頸がんは増加傾向にあり、特に20~30代の若い世代でのがんが増えてきています。
前がん病変の段階で発見できれば、妊娠・出産も可能であったり、子宮頸がんは決してい怖い病気ではないのです。

2004年4月に厚生労働省は「がん検診の指針」を一部改正し、市区町村が行う子宮頸がん検診の対象年齢を従来の「30歳以上」から「20歳以上」に引き下げ、若い年齢層から子宮頸がん予防に力を入れていくことになりました。

子宮頚がんと子宮体がん>>

子宮

子宮頚がんと子宮体がん

子宮がん検診を受診するには、流山市が公費で行っている住民検診(公費検診)があります。また、市での検診の他、勤務先での検診や人間ドックなどでもご受診することができます。

子宮がん検診は、主に「子宮頸がん」をターゲットとしています。
2004年4月に厚生労働省の「がん検診の指針」の改正があり、子宮頸がん検診は20歳以上(隔年受診)、子宮体がん検診は問診により医師が必要と診断した方(本人の同意が必要となります)へ子宮頸がん検診と併せて行います。

流山市の子宮がん検診>>

子宮がん検診の注意事項

正しい検査結果を得るためにも生理中は避けていただくことをお勧めいたします。また、腟内洗浄は、細胞が洗い流されてしまう可能性が高いのでやめましょう。
その他、日常生活で検診前に特に注意することはありません。

子宮がん検診の検査方法について

当日実施する検査は、①問診、②細胞の採取、③内診です。
検査自体は数分で終わります(全体の所要時間は、待ち時間などによって変わります)。

①問診

問診票に自覚症状や月経周期などの情報を記入していただきます。問診は、検査をする上で大変参考となりますので、できるだけ詳しく書いてください。

②細胞の採取

子宮の入口(子宮頸部)から専用の器具(クスコ)で細胞を採取し、顕微鏡で検査(細胞診)します。

子宮頸がん検診 サイトブラシ、サイ トピック等の器具で腟部と頸管から細胞を採取します。
子宮体がん検診 エンドサイト、ウテロブラシ、エンドサーチ等の器具を用いて体部から細胞を採取します。
※医療機関によって、コルポスコープという腟拡大鏡で子宮の入り口の状態を観察するコルポ診も行ないます。
③内診

医師が内診で子宮の大きさや形、卵巣の状態を調べます。

HPV検査について

検体から子宮頸がんの原因ウイルスを調べます。この検査を追加することでより精度の高い検診となります。

子宮頸がんはHuman Papillomavirus(HPV)による感染が原因と言われています。大部分が性交渉により感染するウイルスですが、一般的に言う性感染症と異なり、性生活がある場合には誰もが生涯に一度は感染すると言われています。
HPVは100種類以上の型があることがわかっており、このうち子宮頸がんに関与するハイリスクHPVは13~14種類ほどで、発癌の危険度に差があります。
HPV感染の大部分は2年以内に自然治癒しますが、たまたまハイリスクのHPV(16型,18型など)に長期持続感染すると、がんの前段階を経て、子宮頸がんが発症しやすくなります。

採取した細胞について

採取した細胞は、スライドガラスに塗られ細胞検査士*1が顕微鏡でチェックします。異常な細胞があった場合には、どの程度の病変が考えられるかを細胞診専門医*2が診断します。これを細胞診といいます。
最近では、液状検体法*3という採取した細胞を特殊な液体に入れて標本を作製する方法もあります。

細胞検査士
*1
公益社団法人日本臨床細胞学会と日本臨床検査医学会による認定資格です。
臨床検査技師の国家資格を持ち一定の実務経験を有するもので、細胞検査士資格認定試験に合格した検査技師です。
細胞診専門医
*2
日本の医師免許取得後5年以上で、かつ5年間以上細胞診断学の研修をうけ、細胞診専門医試験(公益社団法人日本臨床細胞学会が実施)に合格した医師です。
液状化検体法
*3
従来法と異なり、機械の力を借りて細胞診標本を作製するため、誰でもが均一な標本を作製可能で、診断し易く、また細胞を保存可能なため、後になってHPV検査を追加したり、細胞診の再作製も可能です。

検診結果について

わが国では従来「クラス分類」や「陰性・疑陽性・陽性分類」が用いられていましたが、現在では頸がん検診では「ベセスダシステム」と呼ばれる判定方法が用いられています。
「NILM」とは、ベセスダ分類の中でNegative for Intraepithelial Lesion or Malignancyの略で「異常なし」、という意味です。
また、細胞診の検査結果報告書によっては、従来の「クラス分類」と現在用いられている「ベセスダシステム」の判定結果が併記されている場合もあります。

医院概要

医院名
古屋産婦人科クリニック
院長
古屋 潮
・日本産婦人科学会専門医
・母体保護法指定医
所在地
千葉県流山市おおたかの森南1-4-11 ウェルスおおたかの森 3F
最寄駅
つくばエクスプレス・東武アーバンパークライン 「流山おおたかの森駅」より徒歩2分
流山おおたかの森駅改札を出て、流山おおたかの森S・C側へ続く階段・エスカレーターを下り、そのまま広場をまっすぐ進むと、右手に流山おおたかの森駅前交番があります。
交番道路向かいにある「ウェルスおおたかの森」というビルの3階が当院です。
(看板が出ておりますので、すぐに見つけていただけると思います。)
当院には専用駐車場がございませんが、当院裏コインパーキング(ナビパーク流山おおたかの森第8駐車場)をご利用の方には 同パーキングで利用できる駐車コインをお配りしておりますので、会計時にお申し出ください。
診療科目等
産婦人科・マンモグラフィ検診(乳がん検診)
電話番号
04-7156-5123
診療時間(予約制)
9:15 - 12:30
15:00 - 18:00

休診日:日曜・祝日・▲ 第三土曜日(※)

ご予約は再診の方のみとなります。
初診受付は8:45~12:00、14:30~17:30

第三土曜日は休診となります。その他の土曜日は午前9時15分~12時半までの診療となります。